車検時のヘッドライトの検査基準が変わります

今までの検査方法

平成27年9月1日以降、ヘッドライトテスターを用いた前照灯の検査は、原則としてロービームを計測することになっていましたが、急に検査方法が変わると混乱するので周知期間がありました。

車検時には、まずロービームで検査し不合格な場合は再検査時にハイビームで検査。ハイビームで問題ない場合は車検に通っていました。

令和6年8月1日以降の検査方法

平成6年8月1日以降は、過渡期の取り扱いを見直すことが決定しました。

全車、ロービーム計測のみで検査することになります。(ロービーム計測で不合格の場合は、ハイビーム計測も行わない。)

対象となる車は、平成10年9月1日以降に制作された自動車とのことですので、ほとんどの車が対象です。

二輪車・側車付二輪車・大型特殊自動車及びトレーラーは除きます。

車検に通らない可能性のあるヘッドライト

  • コーティングが剥がれている
  • 黄ばみがある
  • くすんでいる
  • ひび割れがある
  • レンズ内に汚れがある
  • 反射鏡メッキにくすみがある
  • 反射鏡メッキが剥がれている
  • 相性の悪いバルブを使い光が拡散してしまう

今までは、上記のような状態でもハイビームで合格することができれば車検には通ったのですが、平成6年8月からは、上記が原因でロービームの検査で不合格の場合、ハイビームの検査を受けることができなくなります。